TOP > 深刻な海賊版の被害 > 1.オンラインリーディングサイト

1.オンラインリーディングサイト

オンラインリーディングサイト

スマホやタブレット、PCでアクセスするだけで、簡単に読める

2017年~2018年に話題となった「FreeBooks」「漫画村」がこのタイプ

日本語のものは実は珍しく、英語など外国語に勝手に翻訳したサイトが多い

サイトの主な収益源は、広告表示、強制マイニング

ウィルス、個人情報の漏洩、詐欺・出会い系サイトへの遷移等の危険

ネットの知識がなくても、アクセスするだけで閲覧可能。それゆえ巨大なサイトに成長する危険性があります。「FreeBooks」は、閉鎖直前に月間訪問者数1750万に達していました。「漫画村」は、それすら軽く凌駕し、月間1億6000万人という数字に。ユニークユーザーも1000万人に達しました。広告収益で月に数億円を稼ぐポテンシャルがあったのです。
この手のサイトの運営者は、身元を隠すために海外のサーバー、それも防弾サーバーと呼ばれる捜査や権利者に非協力的なサービスを複数使っていました。運営者を特定し摘発することは非常に困難なのです。(下図)
また、外国語に勝手に翻訳しそれを掲載しているオンラインリーディングサイトは、残念ながら今も多数存在しています。スキャンして、トランスレーション(翻訳)するから「スキャンレーションサイト」とも呼ばれてきました。マンガの世界進出が本格化する今、非常に大きな障害となっています。

※防弾ホスティングサービスの役割には、中継、秘匿、蔵置と複数あり、どのような構成かは外部から簡単にはわかりません。

※また現地で弁護士を雇ったり、訴訟などを提起して防弾ホスティングサービスから海賊版サイト運営者の日本国内のIPアドレスを入手できたとしても、ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)のログの保存期間が終了しているケースが多いのです。

ページトップへ